2010年10月22日金曜日

肝試しではない

腹いせに立ち寄った成城の家系洋菓子店「マルメゾン」
カーテンの向こうに気配を感じます。
ご老人は車椅子を降り、ベッドに上がろうとして上がれず、
難義しておられるようです。
靴のゴム底がキュッキュと鳴っているのが聞こえます。
看護士が介助に駆けつけました。
ご老人はベッドでしかるべき体勢を整えたようです。
いままさに骨髄検査を受けようとしておられます。
てゆうかちょっと待ったーーーーーーーーーーーっ!!!!!
 
私はいそいでバッグからiPodを取り出し、
耳にイヤホンをねじ込みました。
注射器に麻酔薬を満たすトクトクトクっという音、
金属製の器具がふれ合うカチャカチャっという音、
骨を貫くキュルキュルっという音、
そして、ご老人の叫び声をかき消す
できる限り音域の広い曲を音漏れ必至の大音量でプレイ。
慌てていたので手が震えました。
「もう終わっただろう」と十分に時間が経ってから、
イヤホンを外すと… ご老人がふぇ〜んふぇ〜んと
力なく泣いておられるではないですか。
なんとな、、、かわいそうに…
「さて、お次はシャレさんですか」
医師がカーテンの隙間からこちらをのぞいてます。
こんな恐ろしいことが世の中にあっていいんでしょうか。

2 件のコメント:

  1. おつとめご苦労様でございますm(__)m

    カ、カ、カメラなんて持ち込んでいいんですかっ?!?

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  2. 腹いせかよ…

    20数年前、骨髄検査した時に看護婦さん(当時)が「手を握っていましょうか?」と言ってくださったのを思い出す。某東京女子医大の窓のない検査室だったなあ。クリーム色とうす緑のペンキで塗られた壁を覚えてるぜ。

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自己紹介

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2007年12月31日、ドラマみたいに白血病で突然入院。かーなりハードな化学療法(JALSG ALL 202-O)を1年かけてやり過ごし、2009年3月に末梢血幹細胞移植を受け、2010年11月に臍帯血移植を受け6カ月以上寝たきり状態に。退院したと思ったら、半年ばかり入院、そしてまた半年ばかり入院して、2013年を病院で迎えてしまって、いっぱいいっぱいな日々をひっそり過ごしている人がひっそり書いている雑記。