火事場じゃないよ
夜、突如入電。
なぜ、K嬢から連絡来るとドキッとして正座してしまうのでしょうか。
「今日はモクモク会議やってん疲れたわぁ〜。晩飯どや?」
とお誘いいただき、急遽、最寄り駅で栄養向上委員会を開催。
ロッシのピンヒール、上質な芥子色のスカート、胸元カットが美しい薄手ニット、
そしてキラッキラの乳間ネックレスで颯爽と現れたK嬢先輩。
マブしすぎて直視できない!!!
白金あたりの出版社勤務凄腕営業ウーマンは空気が違うわぁと痛感し、
いそいそとジャージで繰り出した自分を深く恥じました。
野菜とかおでんとか手羽先とか、ごちそうさまでした ☆三
トイレでほんわり匂っております…
生暖かい夜でありました。
帰り際、オレンジ色の街灯に照らされた団地の庭の片隅で、
シャレは大股広げて身体を沈め、
お月様に照らされた梅を撮影すべく、
ローアングラーなカメラマンになっておりました。
む?
レンズ内に兄ちゃんが割り込んできたんですけど。
邪魔なんですけど? ちょっとどいてくれませんか?!
ヒゲの兄ちゃんは何度もジャンプして踊っていやがる。
帽子、落ちましたよ。
夜中、お外で踊っていいのは夜桜の時期ですよ!
それかクラブに行ってくださいな。
「これあげます」
兄ちゃん、梅の枝を折ってシャレにくれました。赤と白の二本。
ホモ・サピエンスのヌクモリティを感じて、
ちょっと癒された春の夜でありました。
桜の時期まで、持ちこたえてまいりましょう。
押忍。