地球の地面を踏んだ瞬間の第一声は、
「重い」
だと思います。
4カ月半、無重力状態で作業していたというわけで、筋力が衰え切っているはずです。
人に抱えられてシャトルを降りた後、自力でスタスタと歩くのは難しいと思います。
が、宇宙飛行士になったくらいですから、基礎体力は十分に高かったでしょう。
ゆっくり歩くことはできるかもしれません。
わたしは4カ月半、ほとんど寝たきりでした。
寝てばっかりというわけではなく、その間に薬を打ったり、
放射線を浴びたり、拒絶反応にやられたりして、
要するに粛々と作業していたわけです。
病室を出てロビーまで初めて歩こうとした時、身体が強烈に重く感じました。
膝がガクブルし、地球の中心に向かって強烈に引き寄せられているカンジです。
機材に囲まれた閉鎖的な空間に長くいたでしょうから、
地球に戻ってまず嬉しいことといったら、土や緑の匂いがしたこと、
鳥や虫の声が聞こえたことだと思います。
それから「あれ食べたい」「これ食べたい」といった、
食欲がムクムクと湧きつつ、自分のベッドでゆっくり眠りたい、
さらには若い女はおらんのか…略
ぜひこちらのサイトをご覧ください。
http://wiredvision.jp/archives/200203/2002032702.html