2009年6月19日金曜日

夙川先生

回診中によくドクターのPHSに電話がかかってくる。だいたいが別のドクターからの相談評価である。
今日の場合、鼠蹊部のカテーテルが詰まってしまったのか、血栓の可能性のある下肢の浮腫の患者さんに対する血液内科的対策を5分くらいでかいつまんで相手に伝えるという内容。
「Dダイマーとってください。BNPもあった方がいいですね。マッシブも評価した方がいいのでとりあえず、バミってなんちゃらのちゃんばーをずきあかのチャンネーでバラしちゃってください、てっぺんまわったらざぎんで。アンチャのざきやまの方、連れていきますんで。はいズドン!OK!」
とだいたいこんな進行ですわ。ジャックマイヨールとベーエヌペーパリバとプログレッシブのマリアージュですか。わたしくらいになるともうだいたい同じ事を伝えられますが、普通の人が聞いたらまったくイミフな内容で、「夙川アトムみたいになってますよ」と言ったら、先生は反省していました。

1 件のコメント:

  1. 私の同窓生、臓器移植法案で時の人になっちゃってる福嶌くんも、素人と話す時もかなりの専門用語が出てしまうようです。編集者も、編集者用語だよな~

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2007年12月31日、ドラマみたいに白血病で突然入院。かーなりハードな化学療法(JALSG ALL 202-O)を1年かけてやり過ごし、2009年3月に末梢血幹細胞移植を受け、2010年11月に臍帯血移植を受け6カ月以上寝たきり状態に。退院したと思ったら、半年ばかり入院、そしてまた半年ばかり入院して、2013年を病院で迎えてしまって、いっぱいいっぱいな日々をひっそり過ごしている人がひっそり書いている雑記。