2009年9月1日火曜日

年齢について

今日も病院は混んでいました。日本の未来が思いやられます。

会計窓口でふと、目の前のご老人のやりとりを見ていると、

アスピリン、ビタミン剤、湿布、整腸剤などをたんまり受け取った様子で、

会計事務 「診療代が340円、お薬代が70円になりますー(実費)」

な、、、、な、ナハナハななななななじゅうえん?!!!

とか格安すぎるだろ、常考…  とつっこむ間もなく、

ご老人は周囲のお仲間に、健脚とふさふさの髪を誇示して、

颯爽と立ち去ってゆかれました。

決して "見た目" では判断できませんが、

明らかに、健康を持て余しているご老人が、

大学病院をうろうろするのは問題と思われます。

何しろ、感染症を患うリスクの高いご老人自身にとってよくない!!!

コンビニ受診が増えると、

病院は緊急度の高い重症患者の受け入れを渋ったり、

医者が入院患者の病状急変に対応できなくなったりします。

バックヤードでひそかに命を落とす人が実際にいます。

医者の数が増えず、休日返上できりきり舞いが続くと、

当然のことながら、医療の質はガクッと低下します。

こうした構造的問題の"ひずみ"をダイレクトにくらっているのが、

良心的な若手・中堅クラスの医者、

自身のお役目を自覚しているリーダー格と思われます。

そうしたお医者さんたちが疲れ果て、モチベーションを失い、

体調を壊したり、離職したり、過労死したり、

自殺したりといった話を聞くだに暗澹たる気持ちになります。

高齢者の医療費をゼロにしてしまっては、

すでに崩壊している医療現場が、さらに悪化すると思われます。

本当に助けを必要としている人を助けるために、

お金がかかるからといって病院に行きたがらないケースを作らないために、

税金を多く支払っている人をがっかりさせないために、

そして、なによりおじいちゃん、おばあちゃんに長生きしていただくために、

年齢に関わらず、モテる人はそれ相応に支払うべきと強く思う今日この頃。

何となく若そうに "見える" からという理由で、

待合室の椅子を譲ってもらえず、立ちぼうけ。

どこにいても難しい立ち位置のシャレポワン選手です。

前置きが長くなって申し訳ございません。

みなさんいかがお過ごしですか。

夏の疲れがドッと出る時期のようです。

どうか変わらずご自愛ください!

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自己紹介

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2007年12月31日、ドラマみたいに白血病で突然入院。かーなりハードな化学療法(JALSG ALL 202-O)を1年かけてやり過ごし、2009年3月に末梢血幹細胞移植を受け、2010年11月に臍帯血移植を受け6カ月以上寝たきり状態に。退院したと思ったら、半年ばかり入院、そしてまた半年ばかり入院して、2013年を病院で迎えてしまって、いっぱいいっぱいな日々をひっそり過ごしている人がひっそり書いている雑記。