2009年9月2日水曜日

多聞事件

診療科の中でいちばん痛いところ、耳鼻咽喉科

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中耳炎を放ったらかしにしていたら、いよいよ聞こえが悪くなってきて…

主治医に「明日朝一番で行ってください」と促され、ナースに脇を固められ…

かなりブルーになりながら、本日、耳鼻咽喉科を受診したところ…

結果:即オペ

ひさしぶりに痛い思いをしました〜

麻酔した後(これが痛い)、鼓膜に「プスッ」と穴をあけて、

お水を吸い出して、耳管の気圧をチューニング。

鼓膜の穴に内径1ミリくらいの細い管を刺しました。

数カ月から1年くらい刺しっぱなしの予定です。

通気がよくなったらその管を「プスッ」と抜き取ります。

シンプルな治療法です。

管を入れた途端、どうなったかというと、

必要以上に聞こえが良くなって、

あれれぇ? 聞きたくない話も聞こえてしまうんですが?!

半分聞こえるくらいが丁度良かったのかも…と思ったり思わなかったり。

3日連続通院でちょっと疲れ気味のシャレポワン選手です。

みなさんいかがお過ごしですか。息災をお祈りしています。

さて、みなさんを元気づけるために、秘蔵写真を公開します。

入院中、初めて脱走した際に "出し逃げ" した外出許可願いです。

部屋から出られない幽閉生活が3カ月を超え、

こちらのストレスはとっくに臨界点を超えていました。

「書くと願いが叶う紙がある」とナースに教えてもらい、

速攻、ゲットして震える手で書いたものです。

外出許可願先、深大寺のそば屋「多聞」。

薬の副作用でうまくペンを握れなかったから2文字だけ、多聞。

しかし、先生のハンコをもらわなければ病院の外には出られません。

ハンコをもらう際は、先生と患者との一騎打ちです。

どちらも内心ドキドキしながら、見た目には冷静を装わなければなりません。

双方マスクをしているので、心の動揺が読みとない!

シャレの鬼気迫る様子を見て、

ハンコをうっかり "ついてしまった" かわうそ先生は、

(その現場を見ていたナースの話によれば)

カーッと目を見開いて硬直したまま、手をプルプルと震わせて、

シャレの後ろ姿をジッと見つめていたとかいなかったとか。

門限ギリギリに戻ると、「もう少し近場から攻めるように」と偉い先生に怒られました。

脱走後のお仕置きについては6月26日の日記をごらんください…

絵:意を決して耳鼻咽喉科に立ち向かう少年(オムツがモゴモゴしている)

2 件のコメント:

  1. 多聞といえば、、、

    そりゃ、日本酒でしょ

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  2. そ、そうなんですか…
    さすがにお酒は飲みませんでしたが!

    深大寺周辺は脱走犯やリハビリストが結構いるんですよ。
    みなさん必死に歩いていらっしゃいました。
    周囲に駆け込める店があるので、何かあれば助けを求められるんですよ。
    松岡修造選手が通っていたという、
    桜田倶楽部が気になりました。

    返信削除

自己紹介

自分の写真
2007年12月31日、ドラマみたいに白血病で突然入院。かーなりハードな化学療法(JALSG ALL 202-O)を1年かけてやり過ごし、2009年3月に末梢血幹細胞移植を受け、2010年11月に臍帯血移植を受け6カ月以上寝たきり状態に。退院したと思ったら、半年ばかり入院、そしてまた半年ばかり入院して、2013年を病院で迎えてしまって、いっぱいいっぱいな日々をひっそり過ごしている人がひっそり書いている雑記。