阿吽の呼吸で待ち構えている技師たち
無菌室の患者は、
常に気持ち悪いとか、常に高熱で上の空だとか、
そういう風に思われているとしたら、
それは安直な白血病ドラマの影響だろうと思う。
確かに心身ともに辛い時期の方が多いかもしれないけど、
ぴんぴんしている時期というのもあるにはある。
無菌室の内情が世間に知られていないだけに、
分かりやすいイメージ(辛い時の方)だけが、
知られてしまっているように思える。
例えば、ぴんぴんしている時、上図のように、
阿形技師「はるばる無菌室からおいでいただいたのに、
お待たせしてはあかんだろう!」
吽形技師「立っているだけでも辛かろう…
この患者さっさと検査して病室へ返してやらんと!」
と言いたげな様子で、
シャレさんが待合座席に腰掛けようとする間もなく、
検査室へぶち込もうとする技師たちを見ると、
医療従事者の間でさえ無菌室患者といえば、
「常に具合が最悪だから腫れ物扱いで」
がデフォルトなんじゃないかと思う。
でもシャレさんは、心配してくれる人がいるなら、
心配してくれるだけ心配してもらった方がいいと思うんです。
同じ病気でツラい思いをしている人の、
ツラい時の気持ちがよくわかるから。
腫れ物扱いを甘んじて受け入れるようにしています。
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