2010年7月30日金曜日

DCの発症メカニズム

「医療従事者です。親族にどんこ中毒患者が多くおります。
どんな人がかかりやすいのでしょうか。
発症メカニズムと併せて傾向をお教えください」
お忙しいところ、ご質問ありがとうございます。
Dr.シャレの研究室において、
どんこ中毒(以下、DC)患者の生活環境を調査したところ、
下記のような共通点が見つかりました。
●男性患者が圧倒的に多い
●おばあちゃん子である
●マザコンである
●おばあちゃん子でありマザコンでもある
おばあちゃんやお母さんがどんこを水に戻す際、
「どんこは身体にいいから」とか「簡単にダシがとれるから」
などの理由で、どんこを必要以上に使ってしまうのです。
おばあちゃんやお母さんの言うことを聞くよい子は、
それを「においが鼻につくなぁ」と思いながらも、
無理に食べてしまう傾向にあります。
そして中毒になるのです。
典型的なDC患者(既婚男性)のケースです。
おばあちゃんやお母さんの前ではどんこ出汁の入った料理を
「おいしいおいしい」と食べるのですが、
奥様に対しては「どんこはもう使うな!」とキレるそうです。
奥様が「何でよ!どんこは身体にいいのよ!」
と、むきになってどんこを使うと、
患者は「どんこが嫌い」→「どんこを使う奥様が嫌い」→「奥様が嫌い」
という認知プロセスを経て、最悪、別居や離婚に至ります。
これが俗にいう “どんこクライシス” です。
Dr.シャレは、熟年離婚の2%がこのどんこクライシスから
生じていると考えています。
しかし、DCの原因を、
おばあちゃんとお母さんのせいにするのは早計です。
そもそもどんこの組成に難しさがあるのです。
乾物であるがゆえに質量が小さく、
「万有引力の法則」が通用しないのです。
肉厚な生のしいたけは水分を大量に含んでいるので質量が大きい。
「これはサッと焼いて醤油をかけるとおいしそうだ」
と、思わず手を伸ばしたくなるような引力を感じます。
どんこは、あれほど熟成凝縮された旨味を秘めながら、
乾燥してかさばっているため、
「存在の耐えられない軽さ」をまとっているのです。
おばあちゃんやお母さんは、その悲哀を知ってか知らずか、
「どんこや、どんこや、ひとかけ多めに入れてやるっちゃ」と、
無意識に適量以上を水にもどしてしまいます。
これが中毒を起こす根本原因です。
乾物は旨味が十分に凝縮しています。
どんこは生のしいたけでは摂取できない栄養素を多量に含んでいます。
それをよく理解したうえで適量を使うべきです。
Dr.シャレ

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自己紹介

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2007年12月31日、ドラマみたいに白血病で突然入院。かーなりハードな化学療法(JALSG ALL 202-O)を1年かけてやり過ごし、2009年3月に末梢血幹細胞移植を受け、2010年11月に臍帯血移植を受け6カ月以上寝たきり状態に。退院したと思ったら、半年ばかり入院、そしてまた半年ばかり入院して、2013年を病院で迎えてしまって、いっぱいいっぱいな日々をひっそり過ごしている人がひっそり書いている雑記。