2009年11月6日金曜日

目指すべき方向

これまで何度観ただろう…
“締め切り”に追われる職業の人が観るとなお一層、自虐的におもしろく、
随所にいわく言い難い快感を覚えるに違いない作品であります。
「フェリーニの8 1/2」(愛蔵版DVD)を購入。
http://www.amazon.co.jp/8-1-2-愛蔵版-DVD/dp/B0015GK9HC
海辺でルンバを踊る「サラギーナ」のフォトカードが入っていることが、
愛蔵版購入の決め手になりました…   えー
というわけで、このところモウモウと生えてきた
シャレ選手のクルクルパーマについて、
目指すべき方向はジーン・セバーグでも幻の魚イトウでもなく、
アヌーク・エーメ(写真向かって右)であると思い至りました。
いや〜んっ おっシャレぇ〜〜〜
アヌーク・エーメを目指す上で、身につける技、
ならびにマストアイテムございましたら、
ぜひお知らせ&ご指導いただければ幸いです。
エーメと名付けたのは、
仕事仲間であり詩人・脚本家のジャック・プレヴェールだそうです。
ジャック・プレヴェール(1970–1977)と言えば、
***
「Paris at night」
Trois allumettes une à une allumées dans la nuit
La premiére pour voir ton visage tout entier
La seconde pour voir tes yeux
La dernière pour voir ta bouche
Et l'obscuritè tout entière pour me rappeler tout cela
En te serrant dans mes bras.

「夜のパリ」
夜、3本のマッチを擦る。1本ずつ
はじめの1本は、君の顔をよーく見るため
2本目は、君の瞳を見るため
最後の1本は、君の唇を見るため
残された暗闇は、君のすべてを思い出すために。
腕に抱きしめながら。
(シャレ訳)
***
という詩でご存知の方が稀にいらっしゃるかもしれません。
むかし、巨匠O黒先生ならびに不肖つちのこ選手と議論していて、
この詩はすばらしいという結論に至ったことを思い出しました。
とは言え、実際のところ、世間的には詩ぃ言うたら、
みつをを思い浮かべる人の方が圧倒的に多いかもしれません。
由々しき時代だもの…
8 1/2愛蔵版DVDのキャッチコピーは、
「人生はお祭りだ、一緒に過ごそう」
フェリーニ自身の言葉だそうです。
「人生は締め切りの連続だ、一緒にやり過ごそう」
とか、何が起こるか分からない時代だし、シャレの境遇を哀れむ意味でも、
「人生は手の込んだどっきりカメラだ、一緒に騙されよう」
みたいな方が、きょうびしっくりくるなぁと思う今日この頃。
みなさんいかがお過ごしですか。
マスクによるお口周りの湿気は、
唇荒れ&ほうれい線の防止に役立つそうです。
風邪予防とアンチエイジングを両立させて共にがんばって参りましょう。

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自己紹介

自分の写真
2007年12月31日、ドラマみたいに白血病で突然入院。かーなりハードな化学療法(JALSG ALL 202-O)を1年かけてやり過ごし、2009年3月に末梢血幹細胞移植を受け、2010年11月に臍帯血移植を受け6カ月以上寝たきり状態に。退院したと思ったら、半年ばかり入院、そしてまた半年ばかり入院して、2013年を病院で迎えてしまって、いっぱいいっぱいな日々をひっそり過ごしている人がひっそり書いている雑記。