2009年3月30日月曜日

呪いの牛乳寒天

「牛乳寒天食べたい....」
熱で朦朧とする中、母にこう言ったらしい。
重たい身体をベッドから起こして、少しだけワクワクしながら、
1個3500円以上するいわゆるひとつのゴージャスタッパー(タッパーウェア製)
のふたを開けてもらって、一口、スプーンで食べさせてもらったのだった。
*BGMは北斗の拳「愛をとりもどせ」
何をどのような分量で作ったら、
このような泡ぶく入りのザラザラ寒天ができたのか、
牛乳の自然な甘みも、ほんのりとした脂肪分も感じられない、
ところどころ固まり具合にムラがあります。
その昔、寒天作りに凝って"寒天界のヌーヴェルヴァーグ"と
自他ともに認められるほどの名声を得たわたしにとって、
この母の寒天はもう「残念」という以外なかった。
すぐ布団かぶって泣いて寝ました。

1 件のコメント:

  1. まあまあ、そうおっしゃらずに。

    私の母も、思い切り料理が下手で、実家へ私が帰ると私が晩ご飯を作るのでみんな喜ぶのは事実ですけどね。

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2007年12月31日、ドラマみたいに白血病で突然入院。かーなりハードな化学療法(JALSG ALL 202-O)を1年かけてやり過ごし、2009年3月に末梢血幹細胞移植を受け、2010年11月に臍帯血移植を受け6カ月以上寝たきり状態に。退院したと思ったら、半年ばかり入院、そしてまた半年ばかり入院して、2013年を病院で迎えてしまって、いっぱいいっぱいな日々をひっそり過ごしている人がひっそり書いている雑記。