「牛乳寒天食べたい....」
熱で朦朧とする中、母にこう言ったらしい。
重たい身体をベッドから起こして、少しだけワクワクしながら、
1個3500円以上するいわゆるひとつのゴージャスタッパー(タッパーウェア製)
のふたを開けてもらって、一口、スプーンで食べさせてもらったのだった。
なんざごるぁ?
*BGMは北斗の拳「愛をとりもどせ」
何をどのような分量で作ったら、
このような泡ぶく入りのザラザラ寒天ができたのか、
牛乳の自然な甘みも、ほんのりとした脂肪分も感じられない、
ところどころ固まり具合にムラがあります。
その昔、寒天作りに凝って"寒天界のヌーヴェルヴァーグ"と
自他ともに認められるほどの名声を得たわたしにとって、
この母の寒天はもう「残念」という以外なかった。
すぐ布団かぶって泣いて寝ました。
まあまあ、そうおっしゃらずに。
返信削除私の母も、思い切り料理が下手で、実家へ私が帰ると私が晩ご飯を作るのでみんな喜ぶのは事実ですけどね。