2009年8月11日火曜日

血算一式

「ブログがそれっぽくない」

お叱りをいただきました。ありがとうございます。

たまには真面目に、それっぽく書いてみようと思います。

<シャレポワン選手の値>    <一般的な値>

ヘモグロビン 11.6        11.5〜15.5

ヘマトクリット 36.1      34.0〜46.0

網赤血球数 3.9         0.8〜2.0

赤血球 361           380〜500

血小板 14.5          15.0〜35.0

白血球 3.1           3.5〜9.0

AST(GOT)18         8〜33

ALT(GPT) 34          3〜30

単位略

本日のごくおおまかな採血検査の結果です。

先生の脇のプリンターから「ツツッーーー」とさりげなく出てきます。

わたしは試験前の駄目学生のようにショボくれています。

先生はプロなので、黙ってデータを見ます。

仕切りカーテンの染みにばかり目が行ってしまいます。

控えのナース2人が整列してこちらを見ています。

先生がこちらをチラ見しました。

わたしはドラえもんのことを考えています。

毎度毎度、こんなプレッシャー耐えられません!!!

結果:やや貧血です。

「網赤血球数」(通称アミ、ツナと呼ぶのが通)

という赤血球の赤ちゃんが増えているのであまり心配いりません。

肝腎機能を示すAST、ALTがようやく一般的な数値になってきました。

むろん、こんな分かり切ったことをわれわれは話しません。

半日くらい待てば、詳細データが出てきます。

「データが出る」と簡単に言いますが、

実は病院の一室で、顕微鏡をのぞいて、ただひたすら、

白血球の内容を分類し、カウントしている人がいるんです。

たいへんな仕事です。嘘のような本当の話です。

ですから、詳細データを知るには時間が必要なんです。

詳細データとは、白血球の内容(単球、好中球、リンパ球など)

をパーセンテージで示した数値です。

この詳細データが案外重要なんですが、

そんなもの待たずに”速攻帰宅”するのがプロ患者の常套手段となっております。

そのあたりは当局もお見通しです。

詳細データよりもさらに詳細なデータがあります。

染色体レベル、遺伝子レベルの検査で、精度が桁違いです。

これは毎週ではなく、季節のご挨拶的に実施する

骨髄穿刺(通称マルク、マルサと呼ぶのが通)の際に調べます。

先生もわたしも"当座"気にしているのは「お腹の具合」です。

生きるというのは腸を動かし続けることなんです。

薬を徐々に減らす際に、ウンコー状況に乱れが生じることがあります。

とりあえず大丈夫そうなんで、免疫抑制剤がすこーしだけ減りました。

食育科・日本の正しい食事担当、K藤さんも昨今、

腸にこだわっているようです。

今後とも、ご指導よろしくおねがいします。

大部屋で同室だったマダムが無事に退院していました。

嬉しかったです。週刊女性は別の同士に差し上げました。

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自己紹介

自分の写真
2007年12月31日、ドラマみたいに白血病で突然入院。かーなりハードな化学療法(JALSG ALL 202-O)を1年かけてやり過ごし、2009年3月に末梢血幹細胞移植を受け、2010年11月に臍帯血移植を受け6カ月以上寝たきり状態に。退院したと思ったら、半年ばかり入院、そしてまた半年ばかり入院して、2013年を病院で迎えてしまって、いっぱいいっぱいな日々をひっそり過ごしている人がひっそり書いている雑記。